一昨年からちょこちょこ、北海道新聞から書評を頼まれています。
最初に依頼があった本は、
『他人のふたご〜「輸出」ベイビーたちの奇跡の物語』。
韓国で乳児期に、アメリカとフランスへ里子に出されたふたごが、
20歳を過ぎて偶然、SNSで再会を果たすという物語。
印象的だったのはアメリカでもフランスでも、
明らかに人種が違う里子と里親一族が、
しっかりと愛情で結ばれている、あたたかな家族の姿でした。
それは「血は水よりも濃い」などど強制する日本社会の貧しさを、
簡単に吹き飛ばしてくれるものでした。
まだこれは社会的養護という、私のテーマに沿ったものかと思うのですが、
その次は、『私が虫を食べるわけ』という昆虫食の本です。
確かに昆虫食こそ、地球を救う理にかなった食材で、
ええい!と高田馬場のミャンマー料理店で、
素揚げしたコオロギとセミを食べました。
目から鱗とはこのこと! ほんと先入観はいけません。
そして今回が『顔ニモマケズ』。
またしても身構えました。書けるかと。
最後に載せておきましたので、読んでみてください。
終わったと思ったら、今日、また本が届きました。
今度は『一緒にいてもスマホ』、重厚な本のよう。分量もすごい。
スマホが人から何を奪ったのか、これはもう他人事ではないですね。
またしても悩みます。締め切りは3週間後、さあ、書けるでしょうか。
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黒川祥子
東京女子大学史学科卒業。弁護士秘書、業界紙記者を経てフリーに。
主に家族や子どもの問題を中心に、取 材・執筆活動を行う。
2013年、『誕生日を知らない女の子 虐待~その後の子どもたち』(集英社)で、第11 回開高健ノンフィクション賞受賞。
他の著作に『子宮頸がんワクチン、副反応と闘う少女とその母たち』(集英 社)、橘由歩の筆名で『身内の犯行』(新潮社)ほか。
息子2人をもつシングルマザー。
主に家族や子どもの問題を中心に、取 材・執筆活動を行う。
2013年、『誕生日を知らない女の子 虐待~その後の子どもたち』(集英社)で、第11 回開高健ノンフィクション賞受賞。
他の著作に『子宮頸がんワクチン、副反応と闘う少女とその母たち』(集英 社)、橘由歩の筆名で『身内の犯行』(新潮社)ほか。
息子2人をもつシングルマザー。

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