著書紹介

 

「心の除染」という虚構 (集英社– 2017/2/24)

(内容紹介より)福島第一原発から50km以上離れている福島県伊達市には、原発事故後、風にのって放射性物質が降り注いだ。街は行政の理不尽な線引き(「特定避難勧奨地点」)によって、「避難できる人」と「避難できない人」の格差を生む。街も、人の心も分断されていく。

「除染先進都市」を宣言し、他よりも早く除染をはじめた伊達市だったが、次第に放射能汚染を過小評価し、「安心・安全」を市民に植え付けるようになり、いつしか「除染をしない都市」に変わっていった。「放射能を除染するのではなく、『心の除染』をする……」と言い出す伊達市。

放射能への不安と行政に対する不信感のなかで、子どもたちの未来を守るために、立ち上がった市民たち、分断された地域社会を取り戻すために、賠償金を勝ち取った市議会議員の奔走など……。原発事故は、私たちの人々の心に何をもたらすのか!

「誕生日を知らない女の子」で開高健賞受賞のノンフィクション作家が、放射能汚染に揺れる故郷・福島県伊達市の実態と、そこに生きる人々を描くヒューマン・ドキュメント!

子宮頸がんワクチン、副反応と闘う少女とその母たち(集英社)

日本で338万人が打ち、いまだに打ち続けている「子宮頸がんワクチン」。
それを接種した結果、少女たちに何が起こったのか――。
第11回開高健ノンフィクション賞受賞作家、黒川祥子が、
今まで誰も踏み込まなかった6人の少女たちの日常を取材。
想像もできないようなさまざまな症状に脅かされながら、
健気に闘い続ける娘と、その母の姿を追った。
さらに産婦人科医師、治療する医師、厚生労働省などの証言も加え、決して“対岸の火事”ではない「子宮頸がんワクチン」問題を多角的に検証する。

誕生日を知らない女の子 虐待――その後の子どもたち (集英社文庫)

虐待による心の傷と闘う子どもたち。そして、彼らに寄り添い、再生へと導く医師や里親たち。家族とは、生きるとは? 人間の可能性を見つめる第11回開高健ノンフィクション賞受賞作。(解説/是枝裕和)

熟年婚 —60歳からの本当の愛と幸せをつかむ方法

テレビや雑誌で話題沸騰の「熟年結婚」。過去の結婚の失敗や子どもたちの反対、老齢でのセックスや最愛の人の看取りまで、さまざまなカップルの体験から大人の愛とその育み方をたどる一冊。

セレブ・モンスター—夫バラバラ殺人犯・三橋歌織の事件に見る、反省しない犯罪者 (橘由歩 河出書房新社)


セレブ妻はなぜ、夫をバラバラにして捨てられたのか? 彼女の生い立ちから今までの人生を追いながら、最近の犯罪者の多くが共通して抱える“ある心の闇”に迫る、渾身のノンフィクション!

身内の犯行(橘由歩 新潮新書) Kindle版

いまや殺人事件のうち、二件に一件が「身内」で起きている! 愛すべき家族同士で、なぜ殺意が芽生え、どのようにして殺害に至ったのか? 秋田連続児童殺害などの子殺し、板橋両親殺害爆破などの肉親殺し、渋谷「セレブ妻」夫バラバラ殺人などの夫婦間殺人、そして、中津川一家五人惨殺などから現代の家庭内殺人の深層を探る。あなたの家族から殺人者を出さないために、身内ゆえの歪みを活写したノンフィクション。

「ひきこもり」たちの夜が明けるとき―彼らはこうして自ら歩き始めた (橘由歩 PHP研究所)

学校に行かず、一日家にいる。また、成人しても会社にも行かず閉じこもっている「ひきこもり」たちが世に溢れている。一説によると全国で約120万人の「ひきこもり」たちが存在し、子どもをもつ多くの親が「ひきこもり」だけにはなってほしくないと頭を痛めているという。

本書は『婦人公論』などの雑誌に家族問題などを執筆してきたジャーナリストが、3人の「ひきこもり」を追い、彼ら、彼女たちが立ち直るまでを活写する。

「ひきこもり」たちに共通するのは、優等生であることである。彼らは、地元の有名進学校に通い、親の期待に応えようと精一杯生きている。しかし、ふとしたはずみから人生の歯車が狂い、彼らは家に閉じこもってしまったのである。

そして、親たちは「ひきこもり」であることを否定せず、彼らが家にいることを容認してしまう。

挫折、いじめ、拒食症、親との葛藤を経て、彼ら三人は更正施設で偶然出会い立ち直っていく。果たして彼らの未来は……。

橘由歩の名前で始めた執筆活動。私の処女作です。
そして、この一冊からノンフィクションへの道が開けました。(黒川祥子)

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